肝がん治療①TACE 肝動脈化学塞栓療法
がんに栄養を運んでいる血管を人工的にふさいで、がんを“兵糧攻め”にする治療法です。血管造影に用いたカテーテルの先端を肝動脈まで進め、細胞障害性抗がん剤(以下、抗がん剤)と、肝細胞がんに取り込まれやすい造影剤を混ぜて注入し、その後に塞栓物質を注入する治療法です。肝動脈を詰まらせることでがんへの血流を減らし、抗がん剤によりがん細胞の増殖を抑えます。
(国立がん研究センターHPより)
あくまで大体の目安を示しました。
それぞれの病状で異なりますので、具体的な経過や業務上の配慮については主治医・産業医にご相談下さい。
時短勤務は、その制度がある企業とない企業があります。時短制度のない企業においては、業務軽減が望まれます。
使用する様式
ファイルをダウンロードしてご利用ください。詳細は 両立支援の流れをご覧ください。
病態と就業配慮
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1週目
入院・外来診察・外来治療 |
入院 |
仕事の可否 |
不可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常、感染症等 |
日常生活で配慮すべきこと |
入院管理 |
業務上配慮 |
なし |
使用する書類 |
診断書 |
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2週目
入院・外来診察・外来治療 |
入院診察 |
仕事の可否 |
不可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常、感染症等 |
日常生活で配慮すべきこと |
入院管理 |
業務上配慮 |
なし |
使用する書類 |
特になし |
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3週目
入院・外来診察・外来治療 |
退院準備 |
仕事の可否 |
不可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
入院管理 |
業務上配慮 |
通勤手段の検討, 社内制度の確認、復職に関して主治医と相談 |
使用する書類 |
業務内容報告書 |
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4週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
復職の可否を検討 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
体力回復、禁酒 |
業務上配慮 |
両立支援プランの作成、業務配慮(業務軽減、副作用に準じた配慮、通勤手段の調整等) |
使用する書類 |
情報提供依頼書(必要時)、主治医意見書、両立支援プラン |
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6週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
過労のないようにする。徐々に身体活動のUP |
業務上配慮 |
業務軽減、倦怠感に応じて業務量調整・倦怠感の評価、残業禁止、出張禁止が望ましい |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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8週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
過労の無いように |
業務上配慮 |
状態を見ながら業務量のUP、残業禁止、出張禁止が望ましい |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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10週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全・肝機能異常
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
過労のないように、適度な身体活動 |
業務上配慮 |
倦怠感を見ながら、業務量のUP 残業短時間を検討、短期間出張を検討 |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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12週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
業務量UPの中での体調の変化 |
業務上配慮 |
肝機能異常、副作用なければ業務配慮の解除を検討 |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時)、両立支援プランの見直し |
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13週目
入院・外来診察・外来治療 |
再検査 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
自覚症状に注意 |
業務上配慮 |
肝機能異常、副作用、症状がなけば、業務配慮は解除 |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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17週目
入院・外来診察・外来治療 |
再検査 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、肝膿瘍
|
注意点 |
肝機能異常 |
日常生活で配慮すべきこと |
自覚症状に注意 |
業務上配慮 |
現在の勤務状況で肝機能異常、副作用、症状がないか確認 |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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