肝炎治療③C型肝炎治療-1(8週投与)
現在、C型肝炎の治療は昔はインターフェロン療法が主流でしたが現在ではDAAと呼ばれる経口薬でほとんどが治る時代になりました。現在ソホスブビル(ソバルディ)とリバビリンの併用療法(12週または24週)、ソホスブビル・レジパスビル配合錠(ハーボニー)による治療(12週)、エルバスビル(エレルサ)とグラゾプレビル(グラジナ)併用療法(12週)、グレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠(マヴィレット)による治療(8週または12週)、ソホスブビル・ベルパタスビル配合錠(エプクルーサ)による治療(非代償肝硬変に対して12週または再治療に対してリバビリンと併用で24週)が、ウイルスの型や肝炎の進行度、過去の治療歴の有無などを元に選択して投与されています。(肝疾患情報センターHPより)
薬剤の種類と組み合わせにより8週間~12週間の治療法があります。全て外来治療が基本的ですが、数日入院する場合もあります。
マビレットⓇの8週投与の場合を示します。
肝機能異常、副作用がなければ、通常勤務可ですので、特に両立支援も求める必要がない場合もあります。
この点は、主治医と相談ください。
あくまで大体の目安を示しました。
それぞれの病状で異なりますので、具体的な経過や業務上の配慮については主治医・産業医にご相談下さい。
使用する様式
ファイルをダウンロードしてご利用ください。詳細は 両立支援の流れをご覧ください。
病態と就業配慮
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1週目
入院・外来診察・外来治療 |
入院・外来治療 |
仕事の可否 |
復職可否の判断 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
副作用出現に注意 |
日常生活で配慮すべきこと |
倦怠感の程度・痒みの程度 |
業務上配慮 |
両立支援プランの作成、業務配慮(業務開始時は、国内出張、残業制限が望ましい) |
使用する書類 |
業務内容報告書、診療情報提供依頼書(必要時)、意見書、両立支援プラン |
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2週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
入院管理 |
日常生活で配慮すべきこと |
倦怠感の程度・痒みの程度 |
業務上配慮 |
国内出張、残業制限が望ましい、痒みが強ければ高所や危険作業は禁止が望ましい |
使用する書類 |
意見書、両立支援プラン |
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4週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
倦怠感の程度・痒みの程度 |
日常生活で配慮すべきこと |
過労は禁 |
業務上配慮 |
近隣出張は可、残業制限が望ましい、痒みが強ければ危険作業は禁止が望ましい |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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6週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
倦怠感の程度・痒みの程度 |
日常生活で配慮すべきこと |
過労は禁 |
業務上配慮 |
近隣出張は可、残業は短時間なら可、痒みが強ければ危険作業は禁止が望ましい |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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8週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
倦怠感の程度・痒みの程度の客観的把握 |
日常生活で配慮すべきこと |
軽度の運動は可 |
業務上配慮 |
近隣出張は可、残業は短時間が望ましい、痒みが強ければ危険作業は禁止がのぞましい |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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10週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
倦怠感の程度・痒みの程度の客観的把握 |
日常生活で配慮すべきこと |
倦怠感の程度・痒みの程度 |
業務上配慮 |
国内出張は倦怠感がなければ可、残業は可であるが制限は必要、痒みが強ければ危険作業は禁止が望ましい。 |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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12週目
入院・外来診察・外来治療 |
外来診察 |
仕事の可否 |
可 |
出現しうる副作用 |
発熱、倦怠感・過敏反応、掻痒感
|
注意点 |
副作用がなければ配慮不要 |
日常生活で配慮すべきこと |
症状がなければ配慮不要 |
業務上配慮 |
副作用、肝機能異常等がなければ、業務配慮は不要 |
使用する書類 |
フォローアップ意見書(必要時) |
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