仕事と治療仕事をしながら治療を受けるために

肝炎治療②B型肝炎治療-2(インターフェロン)

B型肝炎の場合は、詳細な検査により様々な方法があります。詳細は、主治医に確認してください。
今回は、インターフェロン療法を実施する場合を例に、大体の経過と注意する点を記載してあります。
B型慢性肝炎に対するIFN治療は、HBe抗原陽性例に対して週3回のIFNの筋肉あるいは皮下注射を24週間、あるいはHBe抗原の有無にかかわらず、ペグインターフェロンα2a製剤での週1回48週間投与が保険適用となっています。 

あくまで大体の目安を示しました。
それぞれの病状で異なりますので、具体的な経過や業務上の配慮については主治医・産業医にご相談下さい。

B型肝炎治療のスケジュール

使用する様式

ファイルをダウンロードしてご利用ください。詳細は 両立支援の流れをご覧ください。

使用する様式

勤務情報提供書

主治医意見書

両立支援プラン

診療情報提供依頼

主治医意見書

復職診断チェックシート

Word版

Word版

Word版

Word版

Word版

① 勤務情報提供書 PDF Word
② 治療の状況や就業の可否等についての主治医意見書 PDF Word
③ 両立支援プラン/職場復帰支援プラン PDF Word
③ 両立支援プラン/職場復帰支援プラン(作成例) PDF Word
④ 診療情報提供依頼(産業医から主治医) PDF Word
⑤ 就業上の配慮に関する意見書(主治医からの回答様式) PDF Word

病態と就業配慮

見たい時期のボタンをクリックしてください。

1週目

入院・外来診察・外来治療 入院
仕事の可否 不可
出現しうる副作用 肝生検した場合は、発熱、倦怠感、感染、肝不全、穿刺部出血、腹腔内出血
注意点 入院管理
日常生活で配慮すべきこと 安静
業務上配慮 なし
使用する書類 特になし

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2週目

入院・外来診察・外来治療 入院管理
仕事の可否 不可
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、肝機能異常、腹痛、黄疸
注意点 入院管理
日常生活で配慮すべきこと 安静、体力回復
業務上配慮 復職にむけて社内制度などの情報収集
使用する書類 業務内容提供書

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3週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否 不可
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の評価、復職可能の判断の準備
日常生活で配慮すべきこと 復職へ向けて生活リズムの調整
業務上配慮 復職に向けて、両立支援プランの作成準備
使用する書類 診療情報提供依頼書(必要時)

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4週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否 可否の判断
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の評価、復職可能の判断
日常生活で配慮すべきこと 復職へ向けて生活リズムの調整
業務上配慮 復職に向けて、両立支援プランの作成準備
使用する書類 主治医意見書両立支援プラン 

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5週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 業務継続可能かの判断
日常生活で配慮すべきこと 体力回復、生活リズムの安定             
業務上配慮 業務軽減、短時間勤務が望ましい、副作用に応じた就業配慮
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時) 

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6週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の重症度評価
日常生活で配慮すべきこと 体力回復、生活リズムの安定
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務軽減、残業・出張は禁止が望ましい
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)

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8週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 体力回復、生活リズムの安定
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務軽減、残業・出張は禁止が望ましい
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)

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12週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否 通常勤務の可否を判断
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮、倦怠感がなければ残業可であるが時間制限必要、出張は短期
使用する書類 フォローアップ時の意見書両立支援プランの見直し

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16週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮、副作用・倦怠感がなければ残業は段階的に可、短期出張可、両立支援プランの見直し
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)、診療情報提供依頼書(必要時)、両立支援プラン

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20週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮、倦怠感がなければ短時間の残業を考慮、短期の出張可
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)

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24週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮、副作用・倦怠感がなければ短時間の残業を考慮、短期の出張可
使用する書類 両立支援プランの見直しフォローアップ時の意見書

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28週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮、残業により症状の悪化がないか確認、出張可、両立支援プランの見直し
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)、診療情報提供依頼書(必要時)、両立支援プラン

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32週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮、副作用・倦怠感がなければ残業可(ただし長時間は制限)、短期出張可
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)

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36週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮。副作用・倦怠感がなければ残業可(ただし長時間は制限)、出張可
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)

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40週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮。副作用・倦怠感がなければ残業可(ただし長時間は制限)、出張可、両立支援プランの見直し
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)、診療情報提供依頼書(必要時)、両立支援プラン

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44週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 倦怠感・副作用に応じた業務配慮。副作用・倦怠感がなければ残業可(ただし長時間は制限)、出張可
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)

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48週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 インタフェロン投与終了 肝機能異常等や副作用なければ、業務配慮は解除を検討
使用する書類 両立支援プランの見直しフォローアップ時の意見書

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52週目

入院・外来診察・外来治療 外来診察
仕事の可否
出現しうる副作用 発熱、倦怠感、抑うつ症状、肝機能異常、血球減少、間質性肺炎
注意点 副作用の程度の判断
日常生活で配慮すべきこと 軽度の運動は可
業務上配慮 肝機能異常・副作用なければ、通常勤務、両立支援プランの見直し
使用する書類 フォローアップ時の意見書(必要時)、診療情報提供依頼書(必要時)、両立支援プラン

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